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ヴィムショッタリ・ダシャーの読み方|運気の時期を4ステップで読み解く

目次

ヴィムショッタリ・ダシャーとは?読み方と120年周期の意味

「ヴィムショッタリ」は、一般的に「ヴィムショッタリ」または「ヴィムショッタリー」と読みます。

サンスクリット語の「ヴィムシャ(20)」と「ウッタリ(100)」を合わせた言葉で、あわせて120を意味します。

つまりヴィムショッタリ・ダシャーとは、人の一生を120年周期として捉え、9つの惑星(グラハ)が順番に人生の”担当期間”を巡っていくという考え方です。

ジョーティッシュには複数のダシャー方式が存在しますが、その中でもヴィムショッタリ・ダシャーは最も広く使われている代表的な時期論だと言われています。

星座の位置を計算する際にサイデリアル方式(実際の星の位置を基準にする計算方式)を採用するジョーティッシュならではの技法で、西洋占星術のトランジット(惑星の運行による影響の見方)とは異なる角度から”時期”を捉える点が特徴です。

どちらが正しい・優れているというものではなく、時期を読むための視点の違いだと捉えていただくとわかりやすいと思います。

【一覧】9惑星マハダシャーの順番と年数早見表

ヴィムショッタリ・ダシャーの土台になるのが、9惑星それぞれが担当する期間「マハダシャー(大きな時期)」です。

惑星ごとに割り当てられた年数は決まっており、合計するとちょうど120年になります。まずは早見表で全体像をつかんでおきましょう。

順番惑星(グラハ)マハダシャーの年数
1ケートゥ7年
2金星20年
3太陽6年
410年
5火星7年
6ラーフ18年
7木星16年
8土星19年
9水星17年

この惑星が巡る順番自体は誰でも共通で、変わることはありません。

ただし、どの惑星のマハダシャーから人生が始まるかは、生まれたときの月の位置によって一人ひとり異なります。

この「スタート地点」の計算にはナクシャトラ(27の月宿)という細かい区分が関わりますが、専門的な領域になるため本記事では概要にとどめます。

【関連記事】ダシャー一覧|9惑星の順番・年数と自分の時期の調べ方

ダシャーは入れ子構造|マハダシャーとアンタルダシャーの読み方

ヴィムショッタリ・ダシャーの読み方でつまずきやすいのが、時期が何層にも入れ子になっているという点です。

一番大きな枠が先ほどの「マハダシャー」ですが、そのマハダシャーの中がさらに9惑星の期間に細分化されており、これを「アンタルダシャー」と呼びます。

たとえば木星のマハダシャー(16年間)の中にも、木星・土星・水星・ケートゥ・金星・太陽・月・火星・ラーフというアンタルダシャーが、それぞれの年数を16年に対して比例配分するかたちで順番に巡ります。

さらに実務的な鑑定では、アンタルダシャーの中をもう一段細かくした「プラティアンタルダシャー」まで見ることもあります。

大枠(マハダシャー)が人生の”章”だとすれば、アンタルダシャーはその章の中の”節”にあたるイメージだと捉えると理解しやすいでしょう。

【関連記事】アンタルダシャーの見方|転機を告げる5つのサイン

拓海

正直に言うと、私も最初はこの入れ子構造で混乱しました。

「今は土星のマハダシャーだけど、木星のアンタルダシャーだとどう読むの?」というふうに、階層を一つずつ分けて考える発想がなかったんです。

エンジニア時代の感覚で言うと、マハダシャーが”大きな仕様”、アンタルダシャーが”その中の細かい実装”だと考えると、私はすっと腑に落ちました。

自分の「今のダシャー」を読む4ステップ

ここからは、実際に自分の今いる時期を読み解くための手順を整理します。

厳密な計算はソフトウェアや専門家の鑑定に頼る部分もありますが、流れを理解しておくと、鑑定結果を自分の言葉で読み解けるようになります

  • ステップ1:出生データを揃えるー生年月日・出生時刻・出生地の3つが必要です。特に出生時刻は数分のズレが計算に影響することがあります
  • ステップ2:スタート地点のマハダシャーを算出するー誕生時の月の位置から、どの惑星のマハダシャーから人生が始まったかを特定します
  • ステップ3:現在の年齢から今のマハダシャーを特定するー早見表の年数を順番に足し引きして、現在どの惑星期にいるかを絞り込みます
  • ステップ4:アンタルダシャーまで絞り込み、意味を重ねて読むーマハダシャーの惑星とアンタルダシャーの惑星、両方の象意を掛け合わせて解釈します

ステップ1の出生時刻は、実はダシャーだけでなくラグナ(上昇宮/出生時の東の地平線の星座)の判定にも直結する重要な情報です。

出生時刻の記録があいまいな場合、ダシャーの区切りが数か月〜数年単位でずれてしまうこともあるため注意が必要です。

【関連記事】ラグナの見方がわからない悩み|出生時間の壁と超え方

拓海

私が自分のダシャーを初めて調べたのは、ちょうどキャリアと体調を同時に崩していた30代後半の頃でした。

「今は土星の時期だったのか」とわかった瞬間、不調そのものが消えたわけではないのですが、“この状況には理由があり、いつか区切りが来る”と思えたことが、当時の自分にはとても支えになりました

ステップ2以降の細かい計算は、正直独学だと迷いやすい部分でもあります。

マハダシャーとアンタルダシャーを重ねて読むコツ

ダシャーの読み方の面白さは、2つの惑星の組み合わせで意味が変わってくるところにあります。

たとえば同じ「土星のマハダシャー」でも、その中のアンタルダシャーが金星であれば人間関係や美意識に関わるテーマが強調されやすく、水星であれば仕事や情報整理に関わるテーマが前面に出やすい、というように読み分けます。

ここで大切なのは、ダシャーの組み合わせの読み方には流派や技法による違いがあるという点です。

どの惑星をどう重視するか、ハウス(生まれた瞬間の星の配置を12分割した領域)との関係をどこまで加味するかによって、同じ組み合わせでも解釈の重点は変わってきます。

そのため「この組み合わせは絶対にこうなる」と断定するものではなく、複数の可能性を持った”傾向”として読むのがジョーティッシュらしい向き合い方だと私は考えています。

「良い時期」「注意したい時期」という読み方への注意点

ダシャーを調べると、「この惑星の時期は厳しい」「あの惑星の時期は追い風」といった情報を目にすることがあります。

ですが「悪い時期=不幸になる時期」ではありません

たとえば土星やラーフのマハダシャーは試練の時期として語られることが多いのですが、忍耐力や実務能力が育つ時期、これまでの積み重ねが形になる時期として読まれることも少なくありません。

吉凶の読み取り方は、その惑星が生まれた瞬間のチャートでどの位置にあるか、他の惑星とどう関係しているかによっても変わるため、惑星名だけで一律に判断できるものではない点にも注意が必要です。

ダシャーは”運命を固定する予言”ではなく、”今どのフェーズにいるかを知り、動くタイミングを計るための地図”として使うものだと、私はこの体系から学びました。

拓海

私自身、ラーフの時期に差し掛かっていると知ったときは、正直身構えました。

ですが実際に過ごしてみると、それまでの働き方を見直し、独学でジョーティッシュを学び始めるきっかけになった時期でもありました。

時期の”意味”を知っておくことは、不安を減らすためではなく、焦らず、自分のペースで動くための判断材料になると感じています。自分のチャートで正確な組み合わせを読みたい方は、専門家に相談してみるのも一つの方法です。

独学の限界を感じたら|専門家に相談するという選択

ここまでの手順を押さえておけば、ヴィムショッタリ・ダシャーの読み方の基本的な骨格は理解できるはずです。

ただし、正確な出生時刻からの計算、マハダシャーとアンタルダシャーの組み合わせの解釈、ハウスとの関係まで踏み込んだ読み方は、独学だけで完結させるのが難しい領域でもあります。

自分の今の時期をより正確に、専門家の視点も交えて確認したいという場合は、電話占いなどでジョーティッシュの鑑定士に相談してみるのも一つの選択肢です。

よくある質問

Q. ヴィムショッタリ・ダシャーの読み方は何と発音しますか?

「ヴィムショッタリ」または「ヴィムショッタリー」と読みます。

サンスクリット語で120を意味する言葉で、120年周期で9惑星が時期を巡るという考え方に由来します。

Q. マハダシャーとアンタルダシャーの違いは何ですか?

マハダシャーは1つの惑星が数年〜二十年程度を担当する大きな時期の単位です。

アンタルダシャーは、そのマハダシャーの中をさらに9惑星の期間に細分化した、より短いスパンの時期を指します。

Q. 自分のダシャーを調べるには何が必要ですか?

生年月日・出生時刻・出生地の3つの情報が必要です。

特に出生時刻が不確かな場合、ダシャーの区切りにズレが出ることがあるため、可能であれば母子手帳や戸籍などで正確な時刻を確認しておくことをおすすめします。

Q. ダシャーが「悪い時期」だと、何か悪いことが起きるのでしょうか?

必ずしもそうとは言えません。

惑星の組み合わせやチャート上の位置によって読み方は変わり、試練とされる時期が忍耐力や実力を育てる期間として現れることもあります。

「悪い時期=不幸が確定する時期」ではなく、気をつけて過ごしたいテーマがある時期として捉えることをおすすめします。

Q. 西洋占星術のトランジットとは何が違いますか?

トランジットは現在の惑星の運行位置が出生チャートに与える影響を見る技法です。

一方でヴィムショッタリ・ダシャーは、生まれた瞬間の月の位置を起点に、あらかじめ決まった順番と年数で人生の時期を区切っていく、ジョーティッシュ独自の時期論です。

どちらが優れているというものではなく、時期を読むための視点の違いだと捉えるとよいでしょう。

まとめ|ダシャーの読み方は、焦らず動くための地図になる

ヴィムショッタリ・ダシャーの読み方は、①120年周期と9惑星の年数を知る、②マハダシャーとアンタルダシャーの入れ子構造を理解する、③自分の出生データから今の時期を特定する、④組み合わせの意味を断定せず”傾向”として読む、という流れで整理できます。

大切なのは、読み方を知ることが不安を煽るためではなく、今の自分がどのフェーズにいるかを知り、焦らず次の一歩を選ぶための材料にすることです

拓海

ダシャーの読み方は、慣れるまでは階層と組み合わせが多くて複雑に感じると思います。

ですが自分の時期の”意味”がわかったとき、私は初めて立ち止まって次の一歩を考えられるようになりました。

もし自分のチャートで正確に読み解きたいという方は、専門家に相談しながら、ご自身のダシャーと向き合ってみてください。

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